・こうして借金をチャラにしろ!
1,470円(税込)
初刷、1998年10月
WAVE出版
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[目次]
序章借金苦は、あなたのせいではない! 第1章「起死回生の知恵」で会社を守れ! 第2章追加担保は、絶対入れるな! 第3章ブラックリストは赤ワインで乾杯! 第4章「自己破産」はやめなさい! 第5章内容証明、恐るるに足らず! 第6章取られたフリして、取り返せ! 第7章「売って返せ」は危険なワナ! 第8章「銀行員のダマし」はこう見破れ! 第9章担保の自宅を売っても借金は死んでも消えない! 第10章競売は、借金をチヤラにするチャンスだ! 第11章家財道具の差し押さえはこうして楽しめ! 第12章給料の差し押さえ対策は、これだ! 第13章定期預金は、担保に入れるな! 第14章こうして私は倒産地獄から生還した! 第15章もしも、借入れ先銀行が破綻したら、どうなる! 第16章住宅ローンの危機「ゆとり償還」はこう乗り切れ! 第17章住宅ローンをチヤラにする究極のワザ! 第18章不動産価格はまだまだ下がる! 第19章今すぐ預金を「疎開」させなさい! 第20章不良債権「飛ばし」の手口をバラそう! 第21章銀行災害対策本部を作れ! 第22章借金を暴落させよ!
はじめに カネなんかに負けるな!
さまざまなカネの悩みを抱え、肩を落として私の事務所に来訪される方が、ここ1、2年激増しています。 「返したいが、返せない」「銀行に騙された」「自宅を差し押さえられた」「弁護士には自己破産しか道はないと言われたが…」
その多くは資金繰りに窮し、会社経営がピンチにある中小企業の経営者の方々ですが、最近では、素晴らしい技術と実績を持つ老舗の中堅企業の経営者の方や、超一流企業のサラリーマンの方々さえ、窮余の策を求め、相談にやってこられます。
ついにバブルの猛毒が全業種、全国民を蝕み、バブル産業にまったく関係なかった人々にさえ毒が回ってきてしまったのです。「貸したいが、貸せない」と嘆く善良な銀行員もまた、バブルの被害者です。
私の見るところ、相談者には一様に悲壮な「不安感」が漂っています。それは「失うことへの不安」感です。はじめて経験する事態に打つ手が見つからず、悩みに悩んでやってこられるのです。
そう、今の日本は「不安の時代」なのです。破産の不安、雇用の不安、将来の不安・・・・・・未来を見通 せない閉塞状況の中で「不安のシンドローム」は全国に蔓延しています。そして、不安の根源はすべて「お金」なのです。
仕事には強いが、お金には弱いのが日本民族です。
戦後長年にわたって「右肩上がり」の資産インフレ経済に浸っていた日本経済は、アリ地獄の「右肩下がり」デフレスパイラルに陥ってしまいました。
前例のない「資産デフレ」の猛毒には、政府も国民もまったく「免疫」ができていません。ですから、適切な対応策を打てないばかりか、逆に、ますます事態を悪化させています。もはや政府になど何も期待できないのです。
学者、評論家も、世界経済、日本経済を語れても、お金については語れません。現場の実務経験がないからです。彼らは「冷凍」された情報、知識しかもち合わせていません。危機状況下で即戦力になるのは「生」の体験です。修羅場を乗り切った実務知識こそが不安を一気に解消してくれるのです。つまり、法律が解決してくれるのではなく、実務経験こそが問題を解決してくれる頼みの綱といえます。
そして、その実務とは、「金融実務」であり、「不動産実務」です。つまり、「実務の2本立て」です。
不動産担保至上主義の日本の金融構造を解明するには、不動産業務に精通 していなくてはなりません。金融と不動産、両者は「コインの裏表」の関係です。もちろん、日本は法治国家ですから、法を犯してはいけません。あくまで合法的な「金融実務」「不動産実務」を駆使して「ベニスの商人たる銀行」と闘うことで、「平成の大不況」を乗り越えるのです。
国や銀行などまったくアテにならない今こそ、自分の問題は自分で解決する、との強い覚悟が必要なのです。降り注ぐ火の粉は自力で振り払い、借金という名の「カネの毒」を自ら拭い去らなければなりません。
その具体的な手法を明らかにするのが本書の目的であり、ズバリ「毒消しの処方箋」が本書です。
そして、読者の皆さんにこの処方箋を用いて、あなたと家族と会社を守り幸福を手にしていただくことを願って、本書を書き下します。 「カネなんかに負けるな!必ず起死回生のための第3の道がある」これが私の心からのメッセージです。