中小企業復活のプログラム―企業再生相談3000組から得た応援ノウハウ
倒産させない!
〜中小企業復活のプログラム〜
会社はこうして立ち直らせなさい!
多くの中小企業を再生させたプロが初めて明かす「成功の実例」
平成16年2月25日発売
―――――ワニブックス 1,265円(税込)――――――
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| 中古マンションの販売などを通じて不動産と金融に精通した著者が明かす再生シナリオ。金融機関相手の交渉術や会社を守るノウハウのみならず、「ビジネスとは人であり、信用である」との実務体験に裏打ちされたアドバイスが説得力を増す。 |
自己破産は再起不能にする
「私は法律家ではなく実務家だ」と語る中島さんは、弁護士が勧める法的整理の一つ、自己破産は再生の禁じ手と断言する。自己破産は復活の望みが1割以下であるうえ、身ぐるみはがされ、手塩にかけた会社と従業員はもちろん家族の絆もズタズタになるという。自己破産は「心の破産」と強調する。
無借金が名経営者の条件
中島さんの元を訪れるのは消費者ローンからの借金で首が回らない「多重債務者」でなく、「過重債務者」だという。彼らの多くは元々手堅い経営者で、資産を担保に銀行借入を行った結果、今は返済を迫られ、追加融資も望めず、資金繰りに窮している人たちだ。
その原因は地価が高騰し、担保価値が膨らんだ資産インフレから一転、資産デフレに突入し、担保割れしたことに尽きる。そんな時の経営者のとるべき姿勢は、無借金経営を目指す以外、生き残りの道はない。
銀行融資は幻想と思え
中小企業の社長は自分の給料さえ返上しても、借金返済は欠かさないという。これを改めよと指摘する。そんなバカな!「約束通り返済しなければ、新たに借り入れができない」ばかりか、担保となっている自宅までむしり取られると心配する。
しかし、周囲を見れば「日本列島オール担保割れ」で、少しぐらいの黒字企業でも融資が受けられないことがわかるはず。銀行融資は幻想なのだ。
幸福力を身につける
中小企業の要諦の一つは、銀行より一般債権者を大切にし、「カネを積むより、信用を積む」ことが敗者復活、再生の王道だという。長年の事業で培った信用・人脈・技術というお金には代え難い貴重な財産を大切にする。言い換えれば、目先の債務整理に振り回されず人間関係を重んじる人、「幸福力」のある人は必ず復活できるという言葉が心にしみる。