「カネを積むより、信用を積め」
大学を卒業するとき、勤め人ではなく事業家として生きる道を選んだ私に
父は反対せず、ただひとこと、そう言いました。
「カネがある方がいいに決まってるじゃないか。『信用』っていったい何なんだ。」
若かった私には『信用』の持つ意味が、よくわからなかったのです。
父の言わんとする事を理解するには、長い時間が必要でした。
私はこれまで15種類近くの事業経験を重ねてきました。
現在の私はこの大不況の中、負債に苦しむ企業(個人)をサポートし、
再生させる仕事に携わっています。
これまで実に3000組以上の相談者が、私の元を訪れました。
人生の土俵際に追い込まれている相談者に、私はまず父の言葉を伝える
ようにしています。
急迫している相談者に「カネを積むより信用を積め」「それこそが企業再生、
人生復活の源になる」という言葉は悠長に聞こえるでしょうか?
「とりあえずのカネに困っているのに『信用』なんて言ってる場合か!」
と一喝されてしまうでしょうか。
しかし、大勢の相談者が何故私の元を訪れているのか、考えてみてください。
目先のカネで何とかその場をやり過ごし、次のピンチをまた目先のカネで
やり過ごす。私の目の前にいるのはその繰り返しで経営を蝕まれた相談者達です。
悪循環を断ち切らずして、復活はありません。
資金繰りに窮している会社にも、財産はあります。
それが「信用」です。
どの会社にも、これまで培ったノウハウや人脈があるはずです。
それを大切にすれば、敗者復活戦が可能なのです。
信用は儲かるのです。
信用のある人には応援団が付くからです。
お客様がお客様を連れてきてくれます。
多くの相談者は、かつて法律家に相談した経験を持ちます。
しかし一様に自己破産をすすめられるそうです。
彼らもやはり目先の債務整理でしか物事を判断しません。
法律家とは一線を画した「実務家」を自認する私は、「信用こそ財産」の前提
に立って会社経営を健全化させる具体的なノウハウを提供したいと思います。
実務は法律を凌駕するのです。

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